ジーンときたお酒の席

今日も会社の飲み会だったのだけど、
いつものそれとはちょっと違った。


職場や役職も全然違う人同士で20年近くずっと集まっている
という席に、ひょんなことから同席させてもらったのである。

驚いたのはお子さんを連れてきている人や、退職された人も
いたことである。

ほかの会社がどうだかはわからないけど、少なくとも今までの私の
参加した飲み会は、子供をつれてくるようなシーンには遭遇しなかった。

2次会に行ったときは初対面の子供たちともすっかり打ち解け、
知り合いの子供と同じように一緒に遊んだ。

不思議なことに、今日はじめて会った人たちばかりなのに、
そのような感じがまったくしない。

そもそもどのような経緯でこの集まりがはじまったのかはわからないけど、
こんなにも様々な人が同じ目線でスタンスで一緒に楽しめるというのは
なんて素敵なことなんだろう。


 仕事のときはそれぞれの責任や職務を全うするため、このようには
接しないのかもしれないけど、それでもこんな関係を長い間続けていられるなんて
正直、かっこいいな、と思った。


折しもその中のお一人が海外赴任されるので、歓送会という意味合いもあった。
その方も、いつもの集まりにいつも通りに来られたので、まさか、ここで
そのようなことがあるとは思われていなかったようだ。

最後には、初対面の僕にも一言言わせてもらったり、
はなむけの歌を歌わせてくれたり、とってもジーンときた。


日頃仕事をしているとどうしてもステークホールダーとして接してしまいがちだけど、
このような場所や時間もあるということに、
理屈や常識の通用しない美徳を感じてならなかった。

人って、本当におもしろい。