踊る大捜査線
僕はこの作品が好きだ。
警察内部の葛藤を現場やキャリアの目線をバランスよく
描写していると思う。
もちろん警察関係者ではないから、その感想は素人目線であり、
且つ僕の個人的な印象であることをあらかじめお断りしておく。
この作品をご覧になられた方で、この現場とキャリアの
対立というか溝は、例えば自分の会社や小さなコミュニティーの
なかでもあることだよな、なんてお思いになった方はおられるのではないでしょうか。
僕はどっちかっていうと、現場目線のほうが
しっくり受け入れられた。
自分が正しいって思ったことを
そのとおりにやることができる。
それはかなり自然な想いであると思うし、
組織の中にいても個人を確認できると思う。
そう思う一方で、それがあまりに偏ると
今度は組織が組織たり得なくなるのかな、
とも思うのである。
じゃあどうしたらそれらのいいところを
生かして仕事なり社会なりに還元できるのかを考えると、
なかなかむずかしい。
それを本気で考えられる会社なり
コミュニティーなり社会に属することができたら
あるいはそうかわっていったら
ちょっとは面白い世の中になっていくのかな、
なんてこの作品を見ていてふと思った。